フロト flotte 意味:水
ほんと、今日は理解できない仏俗語。わからーーーーーーんんんん!
なぜ、水を言い換える必要があるんだ?冷たい水だぞ。「水」というのは
ちゃんと公式フランス語でオ(eau)ってのがあるじゃないか。だから
別にしかもさらに長ったらしい俗語なんて使わなくていいじゃないか。
そんなに水をくれっていうのが恥なのか?非公式にしたいのか?
んーーーーこの言葉を聞くたび、疑問がぐるぐるする謎な仏俗語です。
日本語で水を言い換えろって言われても私はどうしても「おひや」しか
思いつかなかった。
そこで主人に質問。どんなときにオを使って、どんなときにフロトを使うん
だ?
そしたら答えはこうだった。
友人の前で使う時にはだいたいフロト。あまり知らない人の前ではオ。
って他の俗語と同じなんだよねー。考えてみてよ。
あまり知らない人の前で使う「水」っって言葉と、友人の前で使う「ミズ」
って言葉が違うって、なぜーーーーーー?
フランス人ってほんっと分からんとつくづく思わされる仏俗語の水。
フロテ flotter 意味:雨が降る
で、ついでにフロテもやっとこう。フランス語では名詞にerをつけて
動詞にするっていうのがよくある。
例えば、冗談はタキン(taquin)で、冗談を言うはタキネ(taquiner)。
日本語でいえば「する」をつければ皆動詞ーみたいな感じ。
例えば、「お茶」と「お茶する」みたいなノリ。
で、フロトとフロテもこの関係。「水」と「水する」。これが転じて雨が降る
ことをフロテというようになったみたい。
あー水が降ってきたーというわけね。なんかこっちは理解できる気がする。
んー。
友人達とお食事なんかしたりして、咽喉が渇いたよー
ドンモアラフロトスィルトゥプレ
(donnes-moi la flotte stp)
水、取ってー。
※友達にお願いするときって、スィルトゥプレ(s' il te plait)
っていうけど、面倒なんで皆stpって書く。
カフェとかでお願いっていうときはスィルヴプレ(s' il vous plait)
でこれはsvpって書く。長いんだもん!
で、もらった水はすんごい冷たかった。ぎゃー。
ラフロトエフロアド(la flotte est froide)!
この水、冷たい!
お食事終わって外に出たら、あら雨だ
ボフ! イルフロト(bof! Il flotte)!
なんだよー、雨かよ。
※動詞なんで、辞書的にはフロテだけど、使うときにはフロト。
チャンポン会話で使ってみよう!
実用日仏チャンポン会話で今日の言葉を語るとこうなります。
やってみてねー。
家に帰ったら咽喉がカラカラ。水道にたどりつく前に一言!
フロトくれーーー。