アイというのは、軽い「あいた」だと書いたけど、じゃあ
本当に大変なことを聴いたときは何ていうの。
セグラヴ(C'est grave)かな。そりゃー重大だ。見逃しては
おけん。無視できん。っていう重大さが感じられますね。
普通は、セパグラヴ(c' est pas grave)という否定形で、
「問題ないよー」「別にいいよー」「大丈夫よー」という軽い
感じで使うんだけど、皆が思わず下向いて考え込んじゃうような
話のとき、ぼそっと下向きつつ「セグラヴ」なんていわれたら
その言葉の感じから、返って落ち込んじゃいそうになる言葉。
「そりゃ大変だわ」という共感もちょっと感じるから、自分のこと
みたいに考えてくれて、大変だって言ってくれてるんだーって
気がしますね。
大変なんだけど結構他人事ーってときは「アイヤイヤイ」
(aie aie aie)! 「おーそりゃ大変なこった」という他人事の
響きが感じられます。これは単に「aie」を繰り返して言ってる
だけなんだけど、いつも「何故3回なの?」と繰り返し回数を
不思議に思ってしまう言葉。これもめちゃめちゃ素早い発音
なので、気をつけてないと何いってんだこりゃ、だけど、
気をつけて聴くと結構言ってます。
うちですか?うちの主人はしょっちゅう「アイ」や
「アイヤイヤイ」を言ってますよ。基本的に他に影響を受けない
人なので。でも大変な話をするとセグラヴって言ってくれるから、
そういうときはんー嬉しいなー、ってほんわかしちゃいます。